雲仙普賢岳は1990年(平成2年) 11月17日に噴火。
噴火直後から火山灰の影響で道路・鉄道などのライフラインが寸断される。
火山灰は隣県の熊本県にも影響を及ぼす。火口の亀裂からマグマが噴出。
溶岩が噴出するが粘性が高い溶岩の為、山頂付近に溜まる形となり大きな溶岩の塊になる。
後に溶岩ドームと呼ばれる溶岩の塊だが、さらなるマグマが溶岩ドームを押し出す形となり
崩落。この火山ガスを含む多量の高熱火山灰の塊が、山の斜面を伝ってふもとに流れてくる
現象を「火砕流」と呼んだ。
この火砕流は島原半島南東部の深江町方面へ流れ出し多くの森林・物を焼き尽くした。
当時「火砕流」の危険性をあまり認知していない住民が多く、ついに人的災害が起こる。